メモ帳@未完成

ふと考えたことに関してのメモとして

「やぎさんゆうびん」の真実

2023/09/13

 

仕事中 不意にやぎさんゆうびんが思い出され

あの不思議な歌詞の結末が突如として脳天を打った。

このことをみなに伝えねばと

数年ぶりに記事を更新するに至ったわけである。

 

 

 

 

1.やぎさんゆうびんとは

やぎさんゆうびん」は團伊玖磨作曲、

まど・みちお作詞として知られる日本の童謡である。

 

特徴は1番と2番が対になっており、

交互に繰り返すことで無限ループを形成するというものである。

 

内容は白ヤギからの手紙を読まずに食べた黒ヤギが、

白ヤギに手紙の内容を問い合わせるために手紙を出すが、

白ヤギがその手紙を読まずに食べてしまったため

黒ヤギに手紙の内容を問い合わせるための手紙を・・・

という物語を延々繰り返すというものである。

 

 

2.やぎさんゆうびんの謎

既存のやぎさんゆうびんの謎についてはこちらの記事が詳しい。

先に進む前に必ず読んでおくこと。

 

ansaikuropedia.org

 

 

3.やぎさんゆうびんの結末

私は結論から話すタイプなので

この物語の結末は先に話しておこうと思う。

 

白ヤギさんか黒ヤギさんのどちらかが死に、

死体の第一発見者は郵便屋さんである。

 

 

4.やぎさんゆうびん新解釈(2023年)

まず歌詞をおさらいしましょう。

しろやぎさんから おてがみ ついた

くろやぎさんたら よまずに たべた

しかたがないので おてがみ かいた

さっきのてがみの ごようじ なあに

 

くろやぎさんから おてがみ ついた

しろやぎさんたら よまずに たべた

しかたがないので おてがみ かいた

さっきのてがみの ごようじ なあに

 

ひとつめの違和感ポイントは

「白(黒)ヤギからの手紙だと認識したうえで内容を読まずに食べる」

ということです。

「さっきの手紙の内容を問う手紙を必ず相手に出す」

ということから、お互いに差出人は確認したうえで食べています。

このことからお互いに

「相手の手紙は読みたくない」

という判断をしていることが白ヤギだけに明白です推定できます。

 

ふたつめの違和感ポイントは

「相手からの手紙は食べるが自分の手紙を食べることはない」

ということです。

「やぎさんはおなかが空いたから食べちゃったんだ!」

と言われることがありますが、

それならば自分の家にある手紙も食べてしまうはずです。

このことからお互いに

「自分の手紙を食べられない事情がある」

ということが推定できます。

 

このふたつの事実から導かれた物語はこうです

あるところに2頭のヤギがいた

一頭は白く、もう一頭は真っ黒であった。

彼らは浅からぬ因縁から互いに見下しあい非常に険悪な関係にあった。

しかし、小さな村落の中では互助関係を構築せずに生活することは

困難であり、彼らは回覧板を介してのみ意思疎通を行っていた。

 

ある時、白ヤギの耳に黒ヤギが流しているといううわさが届いた。

「白ヤギは回覧板の紙を食べている」

「そのため情報がみなに届かず難儀している」

白ヤギは腹を立て、復讐を企てた。

”私が黒ヤギに手紙を出しても、ヤツは読まずに食べるだろう”

そう考えた白ヤギは遅効性の毒を少量混ぜたインクで手紙を書き

それを送ることにした。

黒ヤギの身体はジワジワと毒に侵され、やがてくたばるだろうと。

 

黒ヤギの家に手紙が届いた。

差出人はあの忌々しい白ヤギだ。

「名前を見るのも腹立たしい!」

そう言って黒ヤギは届いた手紙をグシャッと丸め

歯をギリギリと鳴らしながら食べてしまった。

しかし怒りは収まらない。黒ヤギも復讐を企てた。

”私が白ヤギに手紙を出しても、ヤツは読まずに食べるだろう”

そう考えた黒ヤギは遅効性の毒を少量混ぜたインクで手紙を書き

それを送ることにした。

白ヤギの身体はジワジワと毒に侵され、やがてくたばるだろうと。

 

「ゆうびんでーす!」

普段なら愛想よく迎えてくれるのだが今日は何も応答がない。

洗濯ものは干されたままで戸締りも特にされていないように見える。

不思議に思い、ドアノブに手をかけてみた。

鍵は開いていた。

 

 

5.おわりに

やぎさんゆうびんにおけるサスペンス的解釈」は

自分が調べてみたところないように思い新解釈として公開しました。

険悪な関係である、という考察まではあった。

もしこれとまったく同じ解釈があったらごめん。